聖書通読チャレンジ記録

聖書通読チャレンジ感想文置き場(予定

サムエル記上 6章

主はベト・シェメシュの人々を打たれた。

主の箱の中をのぞいたからである。

主は五万のうち七十人の民を打たれた。

主が民に大きな打撃を与えられたので、民は喪に服した。
‭‭サムエル記上‬ ‭6:19‬

 

これを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ね、 ヘロデの支配下にあることを知ると、イエスをヘロデのもとに送った。

ヘロデも当時、エルサレムに滞在していたのである。

彼はイエスを見ると、非常に喜んだ。というのは、イエスのうわさを聞いて、ずっと以前から会いたいと思っていたし、イエスが何かしるしを行うのを見たいと望んでいたからである。

それで、いろいろと尋問したが、イエスは何もお答えにならなかった。
‭‭ルカによる福音書‬ ‭23:6-9‬

 

偶像崇拝の異教徒たちに敗戦するという衝撃に対し、契約の箱を持ってくれば勝てるだろう*1という誤った対処をするイスラエルのエピソードから始まった契約の箱の物語は本章でほぼ終了する。

 

契約の箱は異教徒のペリシテ人たちに奪われるが、奪われた先で疫病を蔓延させ、*2地を荒らし回ったために、たまらずペリシテ人たちはイスラエルへと契約の箱を送り返す。

 

が、イスラエルはまだ神に立ち返ってはいない。

神の箱は見せ物ではないし、単なる芸術品でもないし、工芸品でもないし、歴史的な遺産でもない。

 

そのことにまだイスラエルは気づいてはいない。

契約の箱がイスラエルに返っていないのではなく、イスラエルが契約の箱、それが象徴する主の元に立ち返っていないのである。

*1:兵士たちが陣営に戻ると、イスラエルの長老たちは言った。

「なぜ主は今日、我々がペリシテ軍によって打ち負かされるままにされたのか。

主の契約の箱をシロから我々のもとに運んで来よう。

そうすれば、主が我々のただ中に来て、敵の手から救ってくださるだろう。」
‭‭サムエル記上‬ ‭4:3‬

*2:主の御手はアシュドドの人々の上に重くのしかかり、災害をもたらした。

主はアシュドドとその周辺の人々を打って、はれ物を生じさせられた。
‭‭サムエル記上‬ ‭5:6‬